マテリアリティ「エネルギー」への取り組みを
さらに強化することで、新中長期経営計画の目標達成にも貢献していきます。
バンドーグループが
貢献するSDGs
カーボンニュートラルの実現を新中長期経営計画の
非財務指標として設定し、取り組みを加速
当社グループは「2050年のカーボンニュートラルの実現」および2030年度目標(2013年度54,703t比38%削減、当社単体、SCOPE1、2)を新中長期経営計画の非財務指標として設定のうえ各種重点施策や推進体制に反映し、新製法への転換や太陽光発電システムの積極的な導入、変圧器のトップランナー機器への更新や工場のさらなる暑熱対策等を着実に進めています。
足元では特に太陽光発電システムの導入を加速しており、国内全工場に導入済みですが、2022年度は和歌⼭工場において設備を増強し、同工場の電源構成における太陽光発電の比率は約12%、CO2排出削減量は183t-CO2 /年(工場全体で約7%の削減)となりました。
海外拠点でも太陽光発電システムの導入が進展
海外拠点でも太陽光発電システムの導入を加速しており、2021年4月にタイ、2022年8月にインドの子会社で太陽光発電システムを導入しました。
これにより、Bando Manufacturing(Thailand)Ltd.では工場の全電力使用量の約10%を太陽光発電でまかないCO2排出削減量は738t-CO2 /年となったほか、Bando (India) Pvt. Ltd. では工場の全電力使用量の約30%をまかないCO2排出削減量は約350t-CO2 /年となりました。また、今後の海外拠点におけるカーボンニュートラルへの取り組みをはじめとする環境対策については海外各地域の実情に合わせた管理体制を整備すべく、調査を開始しています。
カーボンニュートラルに向けた今後の
導入計画と取り組み
2023年度は、中国の子会社への太陽光発電システムの導入、足利工場における重油ボイラーの撤去、南海工場の変圧器・コンプレッサーの更新、加古川工場のモーター更新等に加え、各工場で展開している照明設備のLED化など省エネ設備の計画的な導入を推進していきます。また、南海工場でエネルギー効率の良い新製法のラインを立ち上げるなど、新製法の展開による効率的なものづくりへの取り組みも加速していく予定です。
2030年度までに
2013年度比
38%削減※
2050年度までに
CO2排出量
実質ゼロ
※バンドー化学株式会社単体、SCOPE1、2