※2021年取材
バンドー製品の基礎となる理論を座学で学び、その前後に実際にモノを作っている工場や研究している部署に研修に行くことによって働くうえで必要な理論・手法を身につけました。導入教育が半年間あり、ゴム・エラストマー材料の知識など学生時代には縁のなかった分野も時間をかけて学ぶことができました。また、製造ラインで実際に製品を造ってみて、同じことを正確に繰り返すことを要求される現場を体験し、製造現場の苦労がわかり、現場の人たちと仲良くなれたことが大きな財産になりました。
伝動技術研究所にて伝動技術に関わる新製品の開発を行なっています。現在は主にスクーター用の駆動システムの開発を実施しておりますが、それに限らず様々な製品の開発に取り組んでいます。
大学の専攻が特殊だったこともあり自分ではあまり自分の専攻に合った企業を見つけることができておらず、学科に来ている求人情報を見て知らない企業をインターネットで検索して気になったら説明会に参加するという方法をとっていました。当社に関しては「化学」という言葉が入っているのになぜ開発部門で機械系の研究室に求人が来ているのかということが気になり興味を持ちました。いままでの経験を踏まえたうえで新しいことに挑戦していきたいという思いがありました。
説明会の時にゴムの引張特性のグラフを見せてもらったのですが、金属のそれとは全く違うグラフになっていてゴムという材料に興味を持ちました。ゴム以外にもこれまでのコア技術を生かした新製品を開発して新しい分野にも挑戦しているという会社の姿勢に惹かれました。
私は同期のマレーシア人と2人で同じ部署に配属になったのですが、4か国語くらい話せてスゴイ!というすぐにわかること以外にも日本人とは少し違う視点でいろいろと気づかされることもあり、海外の人がいることが周囲に与える影響は少なくないと思います。部署内でもそのような多様性を否定することもなく本人も問題なく仕事に取り組めているようです。慣れない環境や土地で困ることも多いと思いますが、私の見た限りではそのあたりのケアもしっかりとやってくれる会社なんじゃないかと思います。
打楽器の演奏が趣味なので大阪市内のオーケストラに所属し活動しています。練習は毎週あり和歌山から通うのは大変ですが、自分の車で長距離ドライブできるのでそれも含めて楽しんでいます。他にはドライブして温泉に行ったり風景の写真を撮ったりするのも好きです。
※標準化された性能試験を行うこともあるが、研究開発段階では実験結果を考察して自分で次の実験内容を決めることが多い。