※2021年取材
当社は海外にも拠点を設けており、そのひとつである、インドの現地法人BIPLにて2017年より社長をしています。
BIPLは来年19年目を迎える当社グループの中では若い会社ですが、経済成長著しいインドで主に二輪スクーター、四輪自動車用のパーツを生産・販売しています。当社製品の販売を拡大し事業利益を最大化するための強い組織、また従業員が夢を持って生き生きと仕事ができる職場環境を目指し、日々生産、販売、管理の現場をマネージメントしていくこと、これが私の仕事です。
新卒採用で入社しましたが、神戸に生まれ入社するまで一度も神戸を出る事がなかった生粋の神戸っ子です。大学時代にボランティアで地元の少年野球の監督をしていたので、そのまま神戸に残りたいという思いで神戸本社の企業を探しました。
自動車産業をはじめ、様々な産業分野で製品が採用されており、社会に貢献できる企業という所も合わせ入社を決めました。ちなみに、入社時に海外は全く頭にありませんでした。
入社3年目に訪れたシンガポール販売会社BASIPへの出向が大きなターニングポイントでした。
BASIPは地球の南半球が商圏であり、駐在員は社長、営業、管理の3名でしたが、社長、営業部長が世界を飛び回る中、若干24歳の若造に「出張中の会社の事は君に任せた。」と言ってもらい、財務、総務、人事、営業業務、輸出入、倉庫など一通りの経験をさせてもらいました。英語も含めて、覚える事や勉強する事が多く大変でしたが、重要な仕事を任され、自身の仕事の成果がダイレクトに目に見えて現れる事に非常にやりがいを感じました。
海外駐在の間、日本からの出張者も含めて他社の駐在員と交流することがあるのですが、他社の方から「バンドーさんってユニークな人がいっぱいいらっしゃって面白いですね。」とよく言われます。また年齢に関係なく比較的社員同士がフランクに話ができるという、いい意味で上場企業らしからぬ雰囲気が私は好きです。
インド現地法人の責任者としては、BIPLで働くナショナルスタッフへの育成指導を通しもっと個々人に成長してもらいたい。そして、将来的にはお互いに成長してグローバルバンドーチームとしてまた一緒に仕事ができればと思います。
これはインドのナショナルスタッフに関わらず、これまで各国で関わってきたいろんな仲間に対する思いです。そのためには、私自身がもっと勉強して能力、知識を高めていく必要があり、貪欲に自己研鑽を続けていきたいです。
単身赴任とコロナ感染対策のため、当社駐在員や周辺企業の駐在員と屋外で楽しめるゴルフに勤しんでいます。
また定期的に駐在員宅に集まり、インドビール、ワイン、ウィスキーで飲み会・食事会をして楽しく日頃のストレス発散をしています。